こちらを御覧ください。 1、培養基の作り方 ・広葉樹オガコ:V専かんフスマ:ネオビタスN=10:1.4:0.6(容量比)の割合で、培地総重量に対して10%となるように添加する。 ・栄養源は、1ブロック当たり200〜250gが目安。 ・培地のpH調整は、特に不要。 ・水を加えて良く混合し、培地含水率が64〜65%となるように調整する。 2、袋詰と殺菌 ・栽培用の袋は、耐熱性のフィルター付きガゼット袋(450×200×320mm)を使用する。 ・培地の充填量は2〜3kgで、ボックス型(200×120×150mm)に圧縮し、培地中央部に太さ20〜30mmの穴を3〜6箇所開ける。 ・袋口は、フィルターが濡れないようにフィルター側へ折り曲げて、セロテープ等で仮止めした後、殺菌釜に搬入し、培地内温度が98℃以上に上昇してから、4時間の常圧殺菌を実施する。 ※ブロック培地は内部温度が上昇し難いことから、必ず培地内温度を測定することが重要である。(殺菌工程を特に慎重に行うことが成功のポイント)
3、放冷 ・消毒を行ったクリーンな環境下で、培地温度が20℃以下となるまで冷却する。 ・常圧殺菌の場合には、培地の急冷に特に留意する。 ・初期培養の温度が他のきのこに比べて高いことから、戻り空気による吸い込み汚染には特に注意が必要である。 4、接種 ・充分に消毒した専用の接種室で接種作業を行う。 ・殺菌後の培地温度が20℃以下に低下していることを確認した後に、接種を開始する。(菌床温度が下がり難いことから、菌床温度を測定してから実施する。) ・袋口の仮止めを外し、消毒したスプーン等で素早く種菌を接種した後、袋口を折りたたんでホチキス等で口封じを行う。 ・種菌の接種量は、1ブロック当たり60cc程度と多めに接種し、1500cc種菌ビン1本当たりで、30菌床以内を目安とする。 ・接種終了後は、袋口部を菌床面に密着させるようにして内部の空気を押し出してから口封じを行う。 ※あらげきくらげは活着・伸長が遅いことから、種菌はあまり細かく砕かない(ダイズ大)ようにして、しかも接種量を多めとする。また、種菌の温度にも注意し、初期培養の部屋(20℃)で2日間程度馴致してから使用する(培地温度も15℃以下にしないよう留意)。さらには、接種作業はスピーディーに行い、接種時の害菌混入に充分注意する。 ※接種終了後の菌床は、袋口部を持ち上げないように注意し、必ず菌床底部に手を添えて移動する。
5、培養 ・自然培養で管理する場合には、接種した種菌が活着し、培地表面全体に菌糸が蔓延するまでの間は、出来るだけ15℃以上の保温管理に努める。 ・種菌活着後の加温は、原則不要である。 ・自然栽培の場合は、菌糸が培地全体に蔓延した後、更に5/末頃まで管理を継続し、6/上〜中に発生操作を行う。(20℃以上の温度が継続するようになってから、発生操作を行う。) ・23℃前後の一定温度で管理した場合には、60日間の培養で発生操作を行うことが可能である。 ※あらげきくらげは高温性のきのこであることから、接種後の保温管理が不適切な場合には、害菌が混入し易く、特に種菌が活着するまでの培養初期におけるコンタミネーションの防止が重要となる。 ※袋に収容した状態できのこを発生させる方式であることから、菌床移動時などには丁寧に扱い、菌床(特に側面)から袋を剥離させないように注意して培養することが重要である。 6、発生操作 ・菌床の上下を反転させ、菌床両側面に袋の上からカッター等を使用して、縦あるいは横に直接5〜6本の長い切り込みを入れる(菌床底部からの発生も可能)。 ・発生操作後、15〜20日すると切り口部分にアワ粒状の芽(原基)が形成されるようになる。
7、発生
・発生管理は、温度15〜25℃で管理する。(発生適温は、20〜25℃) ・湿度は袋のままの発生であることから、60〜90%の広範囲での生育が可能で、適宜に散水しながら管理する。 ・発芽から収穫までは、10〜20日を要する。 ※菌床を裸出せずに発生させることから、生育管理は従来のきのこ類に比べ簡易な施設で行えることが特長で、しかも、散水の加減によりきのこの生育速度(収穫時期)の調節も可能である。 ![]()
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■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。
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