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きのこ栽培は環境要因に影響を受け易いことから、実際の栽培における問題点や種菌の取り扱い上の注意点など、今までお問い合わせの多かった代表的な質問について解説いたしました。きのこを上手に栽培するための参考にして下さい。
Q1、種駒(種菌)の取り扱い上の注意点は?


きのこの種菌は植物の「苗」に相当しますので、取り扱いには以下のような注意が必要です。
  • 購入後の種菌は、出来るだけ早期にご使用下さい。止むを得ず保管する場合には、必ず冷暗所で保管して下さい。(湿度の高い場所や農薬、肥料などとの同居は避けて下さい。)
  • きのこ菌糸は直射日光を嫌いますので、種菌の取り扱いにおいては、必ず直射を避けてご使用下さい。
  • 一度開封した種菌は、害菌混入の原因となりますので、必ず使い切るようにして下さい。

 
Q2、原木への種駒(種菌)の接種適期は?

 
原木への種駒(種菌)の接種作業は、害菌類の感染を予防する意味において、出来るだけ空中害菌の少ない時期に行うことが理想です。目安としては、桜の開花期(外気温15℃)位までが限度です。また、寒い時期に接種を行った場合には、出来るだけ保温(5℃以下にしない)に努め、菌糸を早期に活着させるように留意することで、榾化が良好となります。

 
Q3、きのこの収穫適期は?


スーパーでのきのこは、傘に丸みがあって、傘裏の膜が切れない状態で販売されておりますが、これは飽くまで流通上の規格であって、食べて美味しいサイズ規格ではありません。ご家庭で栽培される場合には、十分に大きく生長させてから収穫した方が、美味しく味わえます。収穫適期の目安としては、傘が十分に開いて、胞子が飛散する直前がベストです。完全に胞子が飛散し尽くしてしまいますと逆に味が落ち、次の発生までに時間を要するようにもなりますので注意してください。

 
Q4、きのこの傘が変形するのは?

きのこが奇形化する最大の原因は、炭酸ガスによる濃度障害です。きのこは一般的に、炭酸ガス濃度が高く、暗い環境下では、傘が小さくなり、柄も長く伸びます。しかも、傘の色が淡くなり、形もすぐにラッパ状に開き易くなります。炭酸ガス濃度としては、きのこの種類によっても異なりますが、通常1,500ppm以下の管理を心掛けてください。

 
Q5、きのこが発生して来ないのだが?

きのこが発生しない原因としては、大きく以下の2つのことが考えられます。



  • 榾化が不十分である。
    きのこは子孫を残すための器官であることから、菌糸の集合体がある一定の栄養状態(生理的成熟)に達していないと、きのこを作ることは出来ません。
  • きのこの基となる「原基」の形成条件を満たしていない。
    原基を形成させるためには、温度・湿度・光などの環境を一定の条件下で、20日間程度管理する必要があります。これら条件がすべて満たされないと、原基は形成されないのです。




以上の2つの条件が整わないと、きのこは発生しません。榾化(菌床栽培においては熟成)に影響を与える原因については、栽培形態に応じて種々の要因が考えられますが、ご家庭での栽培においては、自然に原基が形成される8月下旬〜9月下旬の約1ヶ月間の散水管理が特に大切となります。きのこが発生するようになってから、慌てて水やりを行っても遅いのです。きのこの発生する1ヶ月間程度前から、毎日夕方散水を行うようにしてください。菌床栽培の場合は、きのこの生育中は過乾燥に注意してください。
 
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Q6、榾木(菌床)にカビが発生してしまったが?


きのこはカビの仲間ですので、きのこの好適発生環境を維持することは、カビにとっても好都合となります。カビの発生を抑え、きのこだけを順調に生育させるためには、温度と湿度管理に留意する必要があります。カビ類はきのこよりも高温多湿環境を好む傾向にありますので、温度の上げ過ぎや常にジメジメした環境を避け、時々は乾かすような管理を心掛けてください。
 
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Q7、虫が発生して困っているのだが?


虫の発生は、カビと関連して来ます。カビが発生するようになるとどうしても虫が寄って来るようになりますので、害虫対策には、先ずカビ対策が肝要です。収穫後のきのこの柄をきれいに取り除き、カビを水で洗い落とし、通風を図って、常時湿度の高い環境を作らないように管理してください。温度を低く管理することも効果的です。防虫対策に農薬は使えませんが、仮に使用しても発生原因を元から解消しない限りは、根本的な解決策とは成り得ません。

 
Q8、余ってしまった種駒(種菌)の取り扱いは?


種駒(種菌)は一度開封してしまいますと、無菌状態が損なわれます。それゆえ、接種で余った場合には、来年まで保管したとしても、性能面や害菌汚染面で榾化に悪影響を及ぼします。開封済みの種駒(種菌)は必ず使い切るようにしてください。使い切るために接種数(量)を規定より多くすることで、菌糸の伸長が一層良好となり、健全な榾木(菌床)作りに貢献します。

 
Q9、毒きのこの見分け方は?


昔から、よく「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」、「色の派手なきのこは毒である」、「ナメクジの食べたきのこは大丈夫」などの毒きのこの見分け方に関する迷信が語り伝えられております。このような迷信は、確かに一部のきのこに当てはまることはあっても、決してそれだけで毒きのこ全てを区別出来る訳ではありません。全ての毒きのこに共通する鑑別特性などないのです。毒きのこの見分け方のポイントは、人命に係わる猛毒きのこが10種類程度ですので、先ずはこれらのきのこを一つずつ確実に覚えることです。しかし、これら以外のきのこが全て安全と言う訳では決してありませんので、判断に迷うようなきのこは、決して安易に食べたりしないようにくれぐれも注意してください。

 
Q10、きのこは安全な食品なのか?


きのこは本来森林の枯れた樹木などに発生することから、農薬とは無関係な食品でありますが、最近の人工栽培においては、環境浄化の目的で種々の農薬が使用されるようになって来ております。他の農作物以上にきのこは、生体濃縮作用が強い特性を有する生物であることから、実際の栽培においては、きのこのこのような生理特性を十分に把握した上で、安全性に配慮した栽培が必要となります。それゆえ、きのこは栽培方法によって、安全性が大きく異なる可能性のある食品だと言えます。生産履歴の不明な安価な輸入きのこは避けて、生産者の顔が見える安全・安心なきのこを選択することが何よりも大切です。

 
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