こちらを御覧ください。 1、原木の種類 ミズナラ、コナラ、ブナ、クリ等の広葉樹で、太さ15〜30cmのやや太めのものが適当である。 2、伐採と玉切り ・伐採は、秋紅葉期から翌春新芽の出る頃までの休眠期に行う。 ・原木は、出来るだけ生木の状態で使用する。 ・玉切りは使用直前に行い、15〜20cmの長さに切った後、出来るだけ早めに使用する。 ・太いものは、袋に入る大きさとなるよう2〜4ヶに割って使用する。 ※玉切り後のタンニン等の「アク抜き」を目的とした浸漬操作は、不要である。
4、袋詰め ・煮込み殺菌終了後、熱いうちに原木をフィルター付き栽培用ガゼット袋(0.053×200/320×450mm)に収容し、素早く袋口をセロテープで仮止めする。 ※殺菌原木は害菌汚染を避けるため、消毒した厚手の手袋等を着用して熱いうちに素早 く袋内へ収容することがポイントである。(作業中の火傷に注意)
5、放冷 ・消毒された清潔な室内で、原木の温度が20℃以下となるまで充分に冷却する。 ・戻り空気による吸い込み汚染に注意する。 ※オガコ培地と異なり、冷却速度が遅いことから、放冷不足に注意する。 6、接種 ・袋口を開放し、種菌を全面にばら蒔くように接種する。 ・850cc種菌1本で、15袋程度の接種が目安である。(1袋当たりの接種量は50〜60ccと多めに接種する) ・接種終了後は、袋口を図のように折り込み、ホチキス止め(3ヵ所)を行い、完全に密封する。
7、培養 ・培養期間は、3月下旬から7月中旬まで。 ・温度管理は、5月中旬頃までの期間は出来るだけ保温(15℃目標)に努める。 ※この間は菌糸の呼吸熱を利用して保温を図るように努める。 ・5月中旬以降は、自然温度管理に移行する。(外気温15℃が目安) ※換気は呼吸熱が発生するようになるまでほとんど不要であるが、呼吸熱発生後は温度の上がり過ぎに注意(36℃以内、30℃で最も良く伸長)し、温度調整を兼ねて定期的に換気を行う。 ・自然温度管理に移行した後は、直射日光を避け、通風良好な場所で埋め込み時期まで充分に熟成を図るよう管理する。 8、埋め込み ・赤褐色に着色した完熟榾木を袋より取り出し、水はけ良好で暖かく、若干乾燥気味な場所を選定して埋め込みを行う。 ・ 埋め込み方法は単体、または数体の榾木をまとめて縦、あるいは横にして埋め込む。 ・ 覆土は2〜3cmとし、更に上面を落ち葉等で被覆する。(砂土、粘土の覆土は避ける) ・ 7月下旬までには埋め込みを完了する。(原基形成を確認するまで、日除けは不要) ・ 埋め込み作業は、まんねんたけが自然発生する1ヶ月前までには終了させる。 ※煮込み栽培は、菌糸蔓延や腐朽速度が早いことから、仕込み年度内での発生が可能である。 ![]() 9、発生
・最低気温が20℃を下回らなくなった頃から発生を開始し、25〜28℃で最も良好に生育する。 ・原基の形成を確認後は、寒冷紗等による日除けを設置し、きのこへの直接散水は控える。 ・原基形成確認後、1〜2ヶ月かけて充分に成熟させてからきのこを収穫する。 ・きのこの収穫は、傘周縁部の色が黄白色から茶褐色に変色し、裏面の管孔色が黄色から白色に変化する前が適期である。(若いきのこは、収穫後に収縮することから、充分に硬くなった状態での収穫を心がける。) ・きのこの形状は環境条件で異なり、暗い場所では傘が小さく、柄の長い、枝分かれの多いきのことなる。 ・収穫したきのこは、傘上面の胞子や土などを水で洗い流し、乾燥機等を使用して完全に乾燥させてから保存する。
10、発生終了後の管理 ・まんねんたけは硬質きのこであるが、1年で寿命を終えることから、翌年に持ち越さずに採り切りとする。(胞子の飛散後は、きのこは生長しない) ・寒冷紗等の日除けを取り外し、露出榾木の覆土補修を行う。 ・きのこ収穫後の残骸を処理し、害菌感染の榾木を掘り起こして処分する。 ・発生年数は、榾木の太さによっても異なるが、2〜3年間は発生可能である。(まんねんたけは、他のきのこ類に比べ榾木寿命が短い) 11、きのこのツヤ出し方法 ・薬用として使用する場合には不要であるが、観賞用の場合にはツヤ出し処理を行う。 ・ツヤ出しは、耐熱性のポリ袋にきのこを入れ(直接処理も可)、蒸し器等で20〜30分間蒸気処理することで行う。 ・蒸し時間によって色の濃淡が生じ、処理時間が長いと色は黒味を帯びるようになる。
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■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。
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