株式会社キノックス

きのこの雑学・まいたけの雑学

生産流通について

「まいたけ」の生産量は、44,000t前後と「えのきたけ」や「ぶなしめじ」、「生しいたけ」に次ぐ生産量で、「なめこ」や「ひらたけ」などの栽培の歴史の古いきのこの生産量を追い抜き、第4位の生産量となっています。これまでの生産量の推移は、下記の表1の通りで、昭和56年頃から栽培が本格的に始まり、平成13年の46,843tをピークに、その後生産量も44,000t台で安定しており、栽培の歴史が浅い割には消費がしっかりと定着したきのこです。生産が安定している理由としては、他のきのこに比べて企業生産比率が高く、大手企業が生産量全体のほぼ80%を占めていることが影響しており、今後ともこの傾向は変わらないものと思われます。「まいたけ」は様々な機能性が注目されていることから、今後の消費の伸びがまだまだ期待されるきのこですが、企業の生産計画や販売戦略が市況に大きく影響することから、大手企業と対抗して生産して行くためには、他のきのこ以上に企業では真似のできない個性的な「まいたけ」本来の特性を生かした、食味性の高いきのこの生産を心掛けることが強く求められていると言えます。

(表1)まいたけ生産量の年次別推移

年度 昭和56 57 58 59 60 61 62 63
生産量 325 451 699 1,117 1,501 2,203 3,016 4,834

 

平成元年 2 3 4 5 6 7 8 9
6,167 7,712 7,950 8,950 9,618 14,103 22,757 31,135 36,850

 

10 11 12 13 14 15 16 17 18
39,996 38,998 44,042 46,843 46,843 45,805 46,036 45,111 45,985

 

19 20 21 22 23 24
43,607 43,398 40,998 43,446 44,453 43,251