株式会社キノックス

きのこの詳しい情報【まいたけ】きのこの品種

古くから食用として親しまれてきた美味しいきのこ類を主体に人工栽培化に向けた研究を行ってきた成果として、現在11種類の野生きのこ種菌を提供いたしております。いずれのきのこにおいても健康維持のための機能性を有していることが判明して来ていることから、これからの消費の伸びが期待されるきのこであります。

まいたけ

【まいたけ】

Grifola frondosa (Dicks.:Fr. ) S. F. Gray 

 まいたけはこれまでサルノコシカケ科所属であったが、現在は分類の見直しが行われ、「科」所属が未確定のマイタケ属きのこへと変更になっている。秋にミズナラやコナラなどの広葉樹の根元に発生するへら型の傘が多数重なり合って集団塊を形成するきのこで、心材腐朽型の木材腐朽菌である。見つけた人が歓んで踊りを舞うほどの歯切れが良くて美味しい、貴重なきのこで、古くから東北地方などで食用として親しまれている。学名は葉が多く、大きく舞い上がっているように見える姿に因んで命名され、和名においても同様に、舞っているように見えるきのこの形状に因んで命名されたものである。
 自然界では、競争相手の少ない老齢木などを選択して寄生する希少なきのこであるが、最近は人工栽培されたものが1年中販売されるようになってきている。β‐グルカンによる抗ガン作用や抗エイズウイルス作用などを有することが解明されており、しいたけに次いで薬効面での研究が進んでいる。アメリカでは「my-TAH-kee」と和名で呼ばれるほど人気があり、世界的にも薬効が注目されるようになってきているきのこである。

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