株式会社キノックス

きのこの詳しい情報【ひらたけ(シメジ)】きのこの品種

古くから食用として親しまれてきた美味しいきのこ類を主体に人工栽培化に向けた研究を行ってきた成果として、現在11種類の野生きのこ種菌を提供いたしております。いずれのきのこにおいても健康維持のための機能性を有していることが判明して来ていることから、これからの消費の伸びが期待されるきのこであります。

ぶなはりたけ

【ひらたけ(シメジ)】

Pleurotusu ostreatus( Jacq.: Fr.) Kummer

 ひらたけはヒラタケ科ヒラタケ属の代表的なきのこで、大変美味なきのこであることから、「オイスターマッシュルーム」として世界的にも人気のきのこである。優秀な食用きのこで、「シメジ」の偽名で全国に出回ったが、古来より美味なきのことして珍重されているホンシメジとはまったく別種のきのこである。学名はカキ(オイスター)の貝殻のような傘の形状に因んで命名された。
 傘の大きさは5~15cm、貝殻形~半円形であり、時にジョウゴ形となる。傘色は灰褐色~灰青色で、ヒダは柄に長く垂生する。柄の付き方は側生~偏心生である。晩秋~春にかけて広葉樹の枯れ木や切り株などに多数重なり合って発生する木材腐朽性のきのこ(白色腐朽菌)である。
 スギオガコを使用した培地で広く人工栽培されて来たきのこであるが、近年はより日持ちのするブナシメジに席巻され、年々生産量は減少の傾向にある。最近の研究によりコレステロール低下作用や接食抑制作用を有することが解明されたことから、健康食品やダイエット食品としての見直しが、今後期待されるきのこである。。