きのこの雑学・きのこ驚きの秘密
きのこの形


 きのこには分類上、「しいたけ」や「きくらげ」などのように担子器と呼ばれる器官に胞子を形成する「担子菌類」と、トリュフやアミガサタケのように子のうと呼ばれる細長い袋の中に胞子を作る「子のう菌類」との2つの大きなグループがあり、ともに共通の先祖から4億年ほど前に別れたのではないかと言われています。しかし、その形態は極めてバラエティーに富んだ形に進化しており、担子菌類に属するきのこの形には、傘と柄を持つ典型的なきのこ形(マツタケ)のものから、棍棒状(スリコギタケ)、サンゴ状(ホウキタケ)、耳たぶ状(キクラゲ)、球状(ショウロ)など様々な形態を成すことが知られています。その中の典型的な担子菌形きのこの傘の形状について見てみても、図2に示すようにまんじゅう形や円錐形、ろうと(じょうご)形や扇形など実に多様性に富んだ傘の形状をしていることが判ります。
 また、子のう菌類に属するきのこに関しても、茶碗形(チャワンタケ)、棍棒形(冬虫夏草)、ハケ形(コウボウフデ)、球形(トリュフ)のほか、担子菌同様に傘と柄を持つ形状(アミガサタケ)のきのこなど、担子菌類同様にやはり様々な形をしております。
 きのこがこのように多様な形を成している理由としては、子孫繁栄のための胞子をできるだけたくさん作り出すために、それぞれ特有の形に進化したものと言われており、これまではきのこ全体の形や傘の形状の特徴などに因んでグループ分けすることで、きのこを見分ける分類(鑑定)が行われてきました。しかし、近年になってきのこの遺伝子が調べられるようになった結果、外観の形がまったく異なっているにも拘らず遺伝子が極めて近い関係にあるきのこの存在が徐々に解明されるようになり、これまでの形態特性に基づいた分類法が見直されるようになってきています。最近のDNA鑑定からすると、形の単純なものから複雑なものへと時系列的に進化したのではなく、それぞれのグループの中で独立して独自の形状に進化したのだと言われており、分類の大幅な見直しが行なわれるようになっています。


(図1-1)担子菌類のきのこの形状
マツタケ型 スリコギ型 ホウキタケ型
マツタケ型


スリコギ型 ホウキタケ型
キクラゲ型 ショウロ型  
キクラゲ型 ショウロ型  




(図2)傘の形(マツタケ型きのこ)
図2



(図1-2)子のう菌類のきのこの形状
チャワンタケ型 冬虫夏草型 ハケ型
チャワンタケ型


冬虫夏草型 ハケ型
トリュフ型 アミガサタケ型  
トリュフ型 アミガサタケ型  





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