きのこの雑学・ひらたけの雑学
ひらたけの品種について


  「ひらたけ」は世界的に有名な食用きのこであることから、最も広く人工栽培されているきのこです。世界的に広く分布することから近縁種が多く、日本に自生しない種としては、P.sapidus(胞子紫系) P.florida(フロリダ産:高温型)P.colombinus(コロンビア産:低温型)の他、P.eryngii(エリンギ)、P.nebrodensis(ネブロデンシス)、P.ferulae(フェルラ)、P.tuoliensis(バイリング)などがあります。また、日本の自生種としては、P.pulmonarius(うすひらたけ)、P.cornucopiae(たもぎたけ)、P.salmoneostramineus(ときいろひらたけ)の他、P.abalonus(くろあわびたけ)、P.cystidiosus(おおひらたけ)、P.dryinus(ツバヒラタケ)などの近縁種が知られています。「うすひらたけ」や「たもぎたけ」は現段階では一応「別種」とされていますが、学説によっては、これら近縁種が「ひらたけ(P.ostreatus)」と交配可能であるとも言われており、内外の近縁種を含め、分類の再検討が課題となっているきのこです。
  近年はDNAによる「種」レベルでの識別が行われるようになってきていますが、これら「ひらたけ」近縁種に関しては、特にDNAによる識別が期待されるところです。しかし、基準となるNDA解析結果が同定の曖昧なきのこを対象としてしまったのでは、問題の解決にはつながりません。菌株保存機関(分譲機関)等に保管されている検体であっても、「種」の同定が曖昧なものもあることから、DNAの基準データを作成するためには、しっかりと同定されたきのこを分析に供することが何よりも重要となるのです。今後の混乱を招かないためにも、DNA解析検体は同定の確定したものを採用すべきであると強く願う次第です。また、最近は近縁種との人為的な交配も試みられるようになってきていることから、消費拡大のためにも、これら「ひらたけ」近縁種の交配によって、自然界には存在しない「種」の境界を交差させた新たは品種(ハイブリッド種)の作出が期待されるところです。




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