きのこの雑学・まいたけの雑学
  まいたけの栽培相談


Q8:原基の部分に赤い水が溜って芽が腐ってしまうのですが?

 最も大きな原因は、発生操作のタイミングが早かったために、原基にバクテリアなどの病原菌が感染してしまったことが考えられます。初期の原基は環境の変化に敏感で、しかも病害菌に対する抵抗性も弱いことから、発生操作のタイミングが悪い場合には、原基の生育が途中で停止してしまい、病害感染を受けて赤い水(赤水病)を生じるようになります。赤水を生じるようになった菌床は原基のこれ以上の生育は望めませんので、生育室から搬出して室内の累積汚染防止を心掛けるようにします。
 また、赤水が発生するそれ以外の原因としては、仕込み水分過多や配合栄養源の糖質過剰の影響も考えられます。仕込み水分に関しては、原木シイタケの廃榾オガコを使用せずに伐採直後の広葉樹(コナラ)オガコを単独で使用した場合などに、症状が頻発することが確認されていることから、培地水分を控えるなどの配慮が必要です。栄養源の配合については、一般的に糖質(デンプン質)の含有量が多くなることでバクテリア感染を発症し易くなることから、品種に適合した配合割合を厳守することが重要となります。
 なお、赤水を生じた菌床は、菌床としての仕上りに特に問題はないことから、そのまま処分することはせずに秋の自然発生に向けた埋め込み栽培用の菌床として使用することが可能です。埋め込み栽培のための菌床管理としては、赤水の生じた原基部分を完全に除去し、菌床を破袋したりせずにそのままの状態で直射日光の当たらない場所に菌床を横向きにした状態で積み上げ、陰干しして梅雨明け後の埋め込みに備えるようにします。同様の症状は、バクテリア感染などでも生じる場合があります。しかし、そのような菌床は陰干しの際にカビ(トリコデルマ菌)などが発生して軟化してしまいますので、発見次第早めに処分するように心がけてください。



 


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