きのこの雑学・まいたけの雑学
  まいたけの栽培相談


Q7: 株が小さく、収量が伸びないのですが?

 きのこの収量が伸びないのは、きのこを大きく生長させるための菌糸体内部の養分蓄積が少ないためです。きのこは菌糸体の集合体であることから、大きく生長するためには菌床内部の菌糸体の量が多く、しかも菌糸体内に十分な栄養分を蓄積する必要があります。きのこが大きく生長するためには相当量のエネルギーを必要とすることから、菌糸の培養期間内にしっかりと培地内のC源やN源などの栄養源を分解・吸収して、菌体内にグルコースのような単糖類やマンニトールやトレハロースのような二糖類の形で養分を蓄積する必要があります。きのこの収量を高めるためには、菌床内の菌糸体の密度を増やして菌体量を増大させることが必須条件となるのです。培養管理で菌糸体量を増加させる最も重要なポイントは、温度管理です。菌糸の温度管理の方法には、伸長適温で管理する場合と菌糸体量の増加適温で管理する場合の2つの管理方法があります。一般的には菌糸の伸長適温が議論されることが多いのですが、きのこの栽培において重要なのは菌糸をより早く伸長させることではなく、如何に菌糸体の量を増やして菌糸密度を高めるかが重要となります。すなわち、きのこの発生量は菌床内の菌糸密度に比例するのです。一般的には菌糸伸長適温よりも菌糸体増加適温が2~10℃も低いことから、収量を高めるためには、それぞれの品種に適した菌糸体増加適温で培養することが何よりも重要となります。
 また、菌床の熟度に問題がない場合には、芽が分散してしまって大きな株が収穫できない場合があります。芽が一つにまとまらずに分散してしまう主な原因は、乾燥と照度不足です。特に、芽出室を設けず、培養後半の室内湿度が60%を切るような低い環境下では芽が分散してしまいます。さらに、照度についても300Lx以下の暗い環境下では原基形成が遅れ、芽も分散して形成される傾向があります。そのため、培養後半の芽出し環境としては、湿度を80%以上に高め、室内照度も500Lx以上を保つように心がける必要があります。



 


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