きのこの雑学・ひらたけの雑学
  ひらたけの栽培相談


Q9:種菌を自家増殖するときのこが出なくなると聞きましたが、本当ですか?

 「ひらたけ」の栽培を前提とした栄養源の配合割合は、他のきのこに比べてタンパク質(窒素源)の含有率が高い状態となっています。そのため、タンパク質の多い培地組成で種菌の自家増殖を繰り返した場合、C/N比(炭素と窒素の比率)のバランスが崩れてしまい、窒素源の分解に日数を要するようになることから、子実体の発生が徐々に悪くなってしまいます。栄養生長から生殖生長へ切り替わるためには、種々の条件が重要となりますが、最も大きな要因となるのは、培地の栄養状態です。培地の栄養状態が窒素飢餓状態にならないと子孫繁栄のための生殖生長へはシフトできないのです。すなわち、栽培のための窒素過剰培地でそのまま種菌の拡大培養を切り返したのでは、窒素の分解に時間を要するようになり、きのこを発生させるための栄養バランスにはなかなか達しないのです。このような栄養状態を何度も繰り返してしまうと、次第にきのこを発生させるための生殖生長への切り替えができなくなってしまいます。
 以上のような理由から、きのこの発生にタンパク質(窒素源)を多く必要とする「ひらたけ」においては、栽培培地で種菌の自家増殖を繰り返した場合、次第にきのこの発生が悪くなり、最終的には全く発生しないと言うことにもなり兼ねないのです。



 


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