きのこの雑学・エリンギの雑学
  エリンギ8の栽培相談


Q8:エリンギの袋栽培の発生方法について教えてください。

エリンギの袋栽培での発生処理には、3通りの方法があります。上面の袋をカットする方法とカットせずに袋口を立てて開放する方法、さらには上面からではなくて菌床底部から発生させる方法です。生育温度や湿度管理は基本的にビン栽培と同様で、温度12~18℃(病害予防の目的で、20℃以下)、湿度60~98%で管理します。
1)袋口を立てて開放する発生方法
袋口を立てた状態で管理することから、菌床表面は乾燥しませんので、加湿管理がもっとも容易な発生方法です。袋内面に結露するようでは、加湿過多による病害発生が懸念されますので、袋内の結露状況を見ながら管理するようにします。また、生育時においてもそのまま袋内で生長を継続させることで、ガス環境が高くなり、傘は小さくなりますが、柄の長い大型のエリンギが収穫出来ます。
2)上面の袋をカットする発生方法
袋の上部を切り離し、新聞紙等で被って発生させる方法です。菌床上部を完全に裸出させることから、発芽数が多くなる傾向にあります。菌床表面も乾燥し易くなりますので、加湿器を使用した管理が必要で、菌床表面には水を溜めないように注意して下さい。表面に水が溜まらないよう新聞紙等で覆うことで、管理が楽になります。新聞紙の乾燥具合を見ながら、乾いたら加湿するように管理することで発芽過多を抑制することが可能となります。発生面積が広いため、発芽数が多くなり、きのこが小型化してしまう傾向がありますので、発芽状況によっては芽掻きが必要となります。
3)菌床底部からの発生方法
菌床上面をカットせずに、上下を逆転させて袋底部に袋の上から直接カッターで菌床に切れ込みを入れて、発生部位を限定して発生させる方法です。菌床が直接外気に接触しないことから、害菌類の感染が少なく、しかも加湿もほとんど不要であることから、もっとも安全な栽培方法です。切れ込み部が乾燥する場合には、原基が形成されるまでの間、新聞紙で覆って管理します。発芽が限定されることから、株状で大型のきのこが収穫できるようになります。
袋栽培での全体的な注意点としては、累積汚染による病害発生が多いことから、日常的に室内の清掃管理を徹底させることです。収穫終了後は毎日室内の水洗いを実施するように心がけて下さい。また、湿度管理は、生育時の病害感染を抑制するための重要な管理ですので、数字的には60~98%の範囲内で、大きく乾/湿の差を付けて管理することが重要です。具体的には、日中は加湿器を停止状態とし、夜間のみ95%以上で自動管理するような、極端な湿度較差を付けるように心がけ、袋に水が溜まらないように加湿調整を行いながら管理することがポイントとなります。





 


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